ポーカー文化振興議員連盟 第2回総会 開催報告

2025年10月9日(木)、ポーカー文化振興議員連盟の第2回総会が開催されました。


今回の総会では、ポーカー業界の主要2団体である一般社団法人日本ポーカー事業者連盟(JPBA)および一般社団法人日本ポーカー振興協議会(PPCJ)がそれぞれ活動報告を行い、今後の法令遵守および業界ガイドライン策定の方向性について活発な議論が行われました。


出席者

  • ポーカー文化振興議員連盟 幹事長 城内 実(衆議院議員)
  • ポーカー文化振興議員連盟 顧問 平沢 勝栄(衆議院議員)
  • ポーカー文化振興議員連盟 事務局長 深澤 陽一(衆議院議員)
  • ポーカー文化振興議員連盟 朝日 健太郎(参議院議員)
  • ポーカー文化振興議員連盟 田野瀬 太道(衆議院議員)
  • 一般社団法人 日本ポーカー事業者連盟(JPBA) 代表理事 亀井 翼
  • 一般社団法人 日本ポーカー振興協議会(PPCJ) 代表理事 松田 大輝 / 副代表理事 キム・ホンソン
  • 警察庁 生活安全局 保安課課長

(敬称略)

1. 開会挨拶・幹事長所感

城内実 幹事長より、海外でのポーカー文化の普及事例に触れつつ、「日本においても法令遵守を前提に、警察庁と緊密に連携しながら健全な発展を目指すべき」との方針が示されました。
また、複数団体間の連携を促し、「健全な競技文化としてのポーカー育成」を議連として支援していく旨が述べられました。

2. JPBA 活動報告(代表理事 亀井 翼)

日本ポーカー事業者連盟(JPBA)からは、連盟の設立経緯および活動理念の紹介に加え、
ポーカーが有する社会的価値や、業界健全化のための基盤整備マイルストン、業界ガイドライン策定プロセスなどについて説明・報告を行いました。

また、行政との協議支援、制度整備、国際大会誘致、他業界との連携の4項目にわたり、議員連盟への協力を正式に要請しました。

JPBAは今後も行政および議員連盟と連携し、ポーカーをマインドスポーツとして普及させ、日本のポーカー産業を健全かつ継続的に発展させる基盤づくりを進めていく方針です。
同時に、世界基準の制度と環境整備を通じて、海外プレイヤー誘致や国際大会開催による観光・インバウンド消費拡大を実現し、日本経済への貢献を目指すことを示しました。

3. PPCJ 活動報告(代表理事 松田 大輝、副代表理事 キム・ホンソン)

日本ポーカー振興協議会(PPCJ)からは、業界全体の透明性確保と社会的信頼の向上を目的に、店舗関係者・運営会社・プレイヤーを巻き込んだ協議体制の整備が進められていることが報告されました。
多業種の視点からポーカー産業の課題を整理し、特に法的グレーゾーンの明確化と制度整備の方向性を検討していることが説明されました。
両団体による共通のガイドライン策定を視野に入れ、協調的な取り組みが期待されます。

4. 行政・議員からの意見

警察庁 生活安全局 保安課課長 からは、
「ポーカーそのものを否定する立場ではなく、法令に則り健全に運営される形であれば望ましい」との見解が示されました。
今後は、風営法や刑法との整合性を意識しながら、業界団体と協力して具体的な確認・議論を進めていく方針が示されました。

また、議員連盟幹事長の城内実議員からは、「両団体が協調しながら共通の目的に向かって進めてほしい」との要請がありました。
警察庁からも「業界の自主的な健全化努力に期待している」とのコメントがあり、今後の協働に向けた前向きな姿勢が確認されました。

5. 両団体間の関係・今後の進め方

両団体は今後、共同でガイドライン策定および関係省庁との協議を進め、年内を目途に中間報告を取りまとめる予定です。
JPBAとしても、議員連盟および行政との連携を通じて、ポーカー業界の健全化と国際的競技環境の整備を推進してまいります。